ドラム缶用語集 五十音
ら
用語 | 解説 |
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落下強度 Drop strength |
ドラムの安全性能を示すもの。 例えば、JIS Z 1601「鋼製タイトヘッドドラム」では、落下強度の試験方法として対角落下試験及び水平落下試験があり、容器等級によって規定された高さから落下した場合に漏れが生じてはならないことになっている。 |
落下高さ Drop height |
鋼製ドラム等の落下試験において、落下姿勢を保持して吊り下げた缶の最も低い点から着地点までの距離をいう。 例えば、JISZ1601「鋼製タイトヘッドドラム」では、容器等級ごとに落下高さが指定されている。 |
落下姿勢 Drop orientation |
鋼製ドラム等の落下試験においては、缶の狙った部分に規定の荷重を掛けるため缶の自然落下中の姿勢を二つ定めている。 対角落下と水平落下であり、落下衝撃を受ける個所(衝撃点)には缶のうちで最も弱いと考えられている部分を選定する。 |
落下試験 Drop test |
例えば、JIS Z 1601「鋼製タイトヘッドドラム」では、ドラムに容量の98%の水を注入した後、容器等級によって規定される高さからコンクリートまたはこれと同程度に堅固な水平面上に、天板を下にして胴溶接部に最も近いチャイムを衝撃点として、対角落下および胴体溶接部を衝撃点とする水平落下を行い漏れの有無を調べる。 |
落下時の漏洩 Leakage due to drop test |
液体を収納する鋼製ドラム等の落下試験における漏洩には、缶の着地時の衝撃波による注入口金部又は天ぶた固定用バンド部からの瞬間的な微量洩れと、落下後に生じる胴体溶接部、胴体と天板及び地板との巻締部、並びに口金フランジ巻締め部、又はガスケット装着部等からの連続的な洩れとの二種類がある。 落下時の漏洩とは通常後者を指し、前者は強度不足による漏洩とは見なさない。 |
り
用語 | 解説 |
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輪帯(ビード) Rolling hoop |
ドラム缶胴体の円周方向に複数個設けられた山形状の輪帯でビードともいう。 倉庫での保管や荷扱時、又運送中に缶同志の接触により受ける缶体巻き締め部衝撃損傷を緩和することを目的とし設けられているもの。 また、合わせて缶体横剛性も補強される。 |
れ
用語 | 解説 |
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レベラー Leveller |
コイル状に巻かれた鋼板を次加工工程に自動供給する際、アンコイラーとフィーダーの間にあって多段のローラーによって連続的に巻き歪(くせ)を修正する機械。 |
冷間圧延鋼板および鋼帯 Cold-rolled carbon steel sheets and strip |
熱間圧延で製造された熱延コイルを冷間圧延で連続的にさらに薄くした鋼板である。 冷間圧延率・焼鈍温度・調質圧延等の条件で材料特性・強度・加工性を調整するものである。 |
ろ
用語 | 解説 |
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露点 Dew point |
露点温度のことで、水蒸気を含む空気を冷却したとき凝結が始まる温度をいう。 露点温度計により直接測定を行なうか、気温と相対湿度から水蒸気圧を求め、その水蒸気圧を飽和水蒸気圧とする温度を求めることにより得ることができる。相対湿度が100%の場合は現在の温度がそのまま露点温度である。 欧米では相対湿度よりも頻繁に使われ、海岸地方や農業地帯などでは天気予報でも露点温度を発表することが多い。 |
労働安全衛生法 | Industrial Safety and Health Law 労働安全衛生法の第55条に労働者に重度の健康障害を生じさせるものとして「製造禁止物質」を定めている。 黄燐マッチ、ベンジジン、ベンジン等製造禁止物質を含有する製品を製造、輸入、譲渡、提供してはならない。 |