ドラム缶用語集 五十音
C
用語 | 解説 |
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CEN | European Committee for Standarization 欧州標準化委員会【欧州】 |
CENELEC | European Committee for Electro Technical Standarization 欧州電気標準化委員会【欧州】 |
CFR | Code of Federal Regulations 米国連邦規則コード【米国】 |
CAS | Chemical AbstractsService の略 |
CAS No. | CAS登録番号 化学物質を特定するための番号のこと。 |
CLP規則 | Regulation on Classification、Labelling and Packaging of Substances and Mixtures GHSをベースしたEUにおける化学品の分類、表示、包装に関する規則で2009年に施行された。 |
複合容器(又は、内容器) Composite packaging(or Inner receptable) |
鋼製ドラム等のうちドラムに直接内容物を収納せず、ポリエチレン又はプラスチック容器等の内容器を外装容器としてのドラムに挿入し、その中に内容物を収納するもの(複合容器と言い、一般的にはケミドラムと称する)。 外装容器としての鋼製ドラムは、あくまでも内装容器の保護を目的とするものである。 |
口栓部 Closure portion |
鋼製ドラム等の天板に取付けられた、注入口又は空気抜き等のための口金の周辺部分のこと。 |
小波(コルゲート) Corrugation |
小波状の数個からなる連続した輪帯。 薄手の鋼板(例えば1.mm未満)を使用したドラム缶は、通常の2~3個の輪帯に加えコルゲートを付与し、側面からの加重に対する強度の向上を図っている。 |
塗装 Coating | ドラム缶の塗装に求められるものは外装美観のほか、充填した内容物への耐性、長期貯蔵容器としての耐候性などである。 外面塗装は主にアミノアルキッド樹脂(メラミン樹脂)塗料が用いられ焼き付けにて塗装されている。 内面塗装には充填する内容物に合った耐薬品性が求められており、主にエポキシ樹脂系またはフェノール樹脂系の塗料を用い焼付けにて塗装されている。 |
カール&ビーダー Curl & beader |
胴カールと輪帯(ビード)の2工程を一度に行う機械。 |
カールライニング Curl lining |
天板及び地板のフランジ端部をカールしその部分に充塡剤(シーリングコンパウンド)をライニングする機械。 |
クランプ Clamp | 取り外し可能でつめのない天ぶたを缶の胴体に締めつけるとき、天ぶたの外周の数ヵ所とカール部とを天ぶたの半径方向に締めつけるため用いるトッグル式の金具をいう。 |
鋼帯(コイル) Coil |
コイル状で供給されるもの。 |
冷間圧延鋼板および鋼帯 Cold-rolled carbon steel sheets and strip |
熱間圧延で製造された熱延コイルを冷間圧延で連続的にさらに薄くした鋼板である。 冷間圧延率・焼鈍温度・調質圧延等の条件で材料特性・強度・加工性を調整するものである。 |
クロムメッキ Chromium plating |
クロムの薄い層を他の金属の表面に被せ耐食性、耐薬品性を持たせるめっき。 めっき液中のクロム酸を電気分解し、鋼、亜鉛系ダイカスト等の金属表面に、金属クロムを折出させめっきする。クロムめっきの下地として、ニッケル,銅等のめっきが施されることが多い。めっきの目的により光沢めっきと硬質クロムめっきとにわけられる。 |
バンド(ボルト式及びレバー式) Closing ring (Bolt type & Lever type) |
ガスケット付天ぶたと胴とを密着固定させるために、断面がU型(又はV型)の鋼製バンドで締め付ける。 バンドの固定方法にはボルト式とレバー式とがあり、ボルト式はバンド金具にボルトを通してナットで締付けて固定する。 レバー式はバンドの金具をテコを利用した締付けにて固定する。 |
口金 Closure |
注入口、換気口を構成する口金フランジと口金プラグから成り立つものの総称。 |
鋳造 Casting |
金属を溶解して鋳型により成形すること。 ドラム缶に関しては、口金に使用される亜鉛ダイキャストプラグが鋳造により製造されている。 |
覆輪 Chime reinforcement |
ドラムの胴に天板および地板を巻き締めた部分をチャイム(CHIME:ビヤ樽などの出縁のこと)というが、この部分を補強あるいは変形しないよう保護するためにU形断面のリングを被せロールによって巻き締めながら取り付ける部品。溶接によって取り付けることもある。 慣用語としてチャイムリング(CHIME RING)と呼ぶこともある。またアメリカなどではレインフォースメント(REINFORCEMENT:補強材)と呼んでいる。 |