ドラム缶用語集 ドラム缶部位
チャイム
用語 | 解説 |
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巻締め Seaming |
ドラムは胴体と天板および地板の3つの部分で構成されているが、胴体と天板および地板を接合し取り付ける方法を巻き締め(SEAMING)という。 巻き締めにはダブルシーム(DOUBLE SEAM)とトリプルシーム(TRIPLE SEAM)の2つの方法がある。 この巻き締め部分をチャイムと称する。 |
衝撃点 Impact point |
(1)衝撃とは一般(物理、化学)的には、「急に物体に加えた力」と意味づけられており、ある物体に加えられた力の位置(点)である。 (2)JIS Z 1601対角落下試験の場合は、「天板を下にして胴体溶接部に最も近いチャイム」部を衝撃点としている。 |
対角落下 Drop across corners |
落下試験の中の一つで、地板又は天板側チャイム部の一点を支え垂直に吊下げる方法をいう。 JIS Z 1601で指定されている対角落下試験で、ドラムの最も弱いとみられる「天板を下にして胴溶接部に最も近いチャイム」部となる様、地板の胴溶接部に対して反対側のチャイムから吊下げる。 |
落下試験 Drop test |
例えば、JIS Z 1601「鋼製タイトヘッドドラム」では、ドラムに容量の98%の水を注入した後、容器等級によって規定される高さからコンクリートまたはこれと同程度に堅固な水平面上に、天板を下にして胴溶接部に最も近いチャイムを衝撃点として、対角落下および胴体溶接部を衝撃点とする水平落下を行い漏れの有無を調べる。 |
覆輪 Chime reinforcement |
ドラムの胴に天板および地板を巻き締めた部分をチャイム(CHIME:ビヤ樽などの出縁のこと)というが、この部分を補強あるいは変形しないよう保護するためにU形断面のリングを被せロールによって巻き締めながら取り付ける部品。溶接によって取り付けることもある。 慣用語としてチャイムリング(CHIME RING)と呼ぶこともある。またアメリカなどではレインフォースメント(REINFORCEMENT:補強材)と呼んでいる。 |