ドラム缶用語集 ドラム缶部位
充填剤
用語 | 解説 |
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シール Seal |
シールには「密封する」「遮断する」などの意味があり、ドラムの場合は胴体と天板および地板の巻締部から充填した液体が洩れないようにすることである。 ドラム製造工程では一般的に充塡剤(シーリングコンパウンド)を使用し密封を確保する。 また、口金フランジ、口金プラグではガスケットにより気密を確保する。 |
耐久性 Durability | 耐熱性と同じように充塡剤(シーリングコンパウンド)に要求される品質特性。 ドラムをリサイクル(更生ドラム)使用しても、充てん剤(シーリングコンパウンド)が劣化して充填液が洩れたりしないようシーリング効果が持続する品質特性のことである。 |
耐熱性 Heat resistance |
ドラムの巻き締め用充塡剤に要求される品質特性の一つ。 ドラムの外面を塗装、焼き付け乾燥する場合の温度条件に適合する品質特性のことである。 |
巻締め用充てん剤 Filler for seaming |
「充てん剤」と同義語でシーリングコンパウンド(SEALING COMPOUND)のこと。 このシーリングコンパウンドは合成ゴム、強化剤、アンモニア水などを主成分とした水溶性のもので、巻締部に注入、充填することによりシーリング効果を発揮するよう設計されている。 |
合成ゴム(成形品) Synthetic rubber (Moulding) |
合成ゴムは天然ゴム以外のゴムをいい、主にペール缶巻き締め部のシーリング剤として用いられる。ペール缶に関しては合成ゴムの成形品はほとんど使用されていない。主成分は充填される内容物や容器物性により左右されるが、最も一般的なものとしてSBR、NBR等がある。 |
充てん剤 Sealing Compound |
ドラムの巻締部から充填液が洩れないようにするため、胴に天板および地板を巻締め固定する際、巻締部に注入するシーリングコンパウンド(SEALING COMPOUND)のことである。 |