ドラム缶用語集 分類
主材:主材料
用語 | 解説 |
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クラフトライナー Kraft paper |
クラフト紙(NaOH、NaSを用いて製造したパルプを原料とする褐色の丈夫な紙)をはり合わせた板紙。 Kライナということもある。 |
ステンレス鋼板 Stainless steel |
Cr、Ni、Mo等を合金した鋼板。 13%Crステンレス、18%Cr-8%Niステンレスが代表的なため、化学用、食品用、建築用に使用されている。 ドラム缶としてはSUS304が多く用いられている。 |
ティンフリースチール Tin free steel |
錫を使用しないぶりき代用の表面処理鋼板をいう。焼鈍・調質圧延された冷延コイルに電解クロム酸処理を施し、表層に金属クロムおよびクロム水和酸化物層を折出させたもので、缶用材料として広く利用されている。TFSと略記される。 JIS規格としてはJIS 3315 に該当する。 |
ぶりき板 Tin plate sheet |
焼鈍・調質圧延された冷延コイルにすずめっきを施したものをぶりき板という。 ぶりき板は、電気すずめっき処理した電気めっきぶりき板である。 JIS規格としてはJIS G 3303に該当する。 |
亜鉛メッキ鋼板 Hot-dip zinc-coated steel |
冷間圧延で製造された冷延コイルを溶融亜鉛槽に浸して亜鉛メッキを施したものである。 |
鋼帯(コイル) Coil |
コイル状で供給されるもの。 |
鋼板(シート) Sheet |
切り板で供給されるもの。 |
酸化皮膜 Oxide film |
熱処理加熱の際に鉄鋼が空気中の酸素と化合して酸化鉄をつくる現象を酸化といい、酸化によって生じたスケールを被膜という。 鋼板の一般的製造方法は、スラブ(Slabs、板用鋼片)を加熱炉に通し、圧延機にかけたのち後処理(酸洗、メッキなど)して製品化されるが、この工程中高温加工や、焼きなましなど熱処理された金属の表面に酸素の化合物である酸化鉄が生成される。これを通常スケール(Scale)または酸化皮膜と呼び、金属の表面が黒いため黒皮(Skin)ともいわれている。 なお一般的にはこれを硫酸、塩酸などで洗い、表面のきれいな酸洗材として市販される。 |
電気亜鉛めっき鋼板および鋼帯 Electrolytic zinc-coated steel sheets and coils |
熱間圧延軟鋼板、又は冷間圧延鋼板に電気メッキラインで亜鉛めっきを施した鋼板をいう。 使用目的によっては合金成分を添加してメッキ処理を行うものもある。 |
熱間圧延軟鋼板および鋼帯 Hot-rolled mild steel plates, sheets and strip |
鋼塊および連続鋳造で製造されたスラブを加熱炉で加熱し、熱間圧延機で連続的に圧延した鋼板である。 仕上温度と巻取温度の条件で材料特性・強度・加工性等を調整するものである。 |
薄鋼板 Sheet |
熱間圧延または冷間圧延した厚さ3mm未満の鋼板で、これにメッキや他の二次加工を施していないものの総称。 3mm以上6mm未満の鋼板を中板、6mm以上を厚板というのに対して薄板という。 |
冷間圧延鋼板および鋼帯 Cold-rolled carbon steel sheets and strip |
熱間圧延で製造された熱延コイルを冷間圧延で連続的にさらに薄くした鋼板である。 冷間圧延率・焼鈍温度・調質圧延等の条件で材料特性・強度・加工性を調整するものである。 |