ドラム缶について

ドラム缶用語集 分類

缶名:缶体名称・形状

用語 解説
ファイバードラム
Fiber drum
クラフト紙を巻き合わせた紙板を素材に使用したドラム缶。
鋼製ドラム
Steel drum
最近はプラスチックドラムも出廻っているが、鋼製ドラムとは材料として熱間圧延軟鋼板、冷間圧延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、冷間圧延ステンレス鋼板などの鋼板を用いて製造されたものである。
鋼製オープンヘッドドラム
Open head steel drum
ドラム缶の天ぶたが取外し可能な鋼製ドラム。 一般的に粉体、固体用に主として使用され、そのほか一部液体にも使用される。 JIS Z 1600で規定されている鋼製オープンヘッドドラムをいう。
鋼製タイトヘッドドラム
Tight head steel drum
ドラム缶の天板および地板が胴体に永久的に固定されており、天板に注入口および換気口としての口金があるもの。 JIS Z 1601で規定されている鋼製タイトヘッドドラムをいう。
中小型缶
Small & medium drum
容量が200L未満の缶(容器)をいう。 各種容量の缶(容器)が製造可能であるが、それぞれ形状が製造メーカー及びユーザーの要望に伴い異なる事が多い。 ドラムのTypeとしては200Lドラムと全く同じ型方式で製造される。 板厚は0.5~1.2mmと巾広く使用され、輸出用には200Lと同じ板厚(1.2mm)で製造される事もある。
天板固着式缶
Non-removable tight head drum
一般にドラム缶で知られており、天地板をシーマーによって巻締固定した容器。 天板には大小二つの口栓があり、大栓より内容物の出し入れを行い小栓は空気抜きに使用する。 主に液体の貯蔵、輸送に用いる。
天板取外し式缶
Removable open head drum
オープン缶ともいい、天板(天蓋)にパッキンを嵌めバンドにて固定する容器。 天板を取外す事が出来るので内容物の出し入れに非常に便利な事が特徴。 主に粉体、固体の貯蔵、輸送に用いられる。
複合容器(又は、内容器)
Composite packaging(or Inner receptable)
鋼製ドラム等のうちドラムに直接内容物を収納せず、ポリエチレン又はプラスチック容器等の内容器を外装容器としてのドラムに挿入し、その中に内容物を収納するもの(複合容器と言い、一般的にはケミドラムと称する)。 外装容器としての鋼製ドラムは、あくまでも内装容器の保護を目的とするものである。