ドラム缶用語集 製造工程
巻締め加工
用語 | 解説 |
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シール Seal |
シールには「密封する」「遮断する」などの意味があり、ドラムの場合は胴体と天板および地板の巻締部から充填した液体が洩れないようにすることである。 ドラム製造工程では一般的に充塡剤(シーリングコンパウンド)を使用し密封を確保する。 また、口金フランジ、口金プラグではガスケットにより気密を確保する。 |
巻締め Seaming |
ドラムは胴体と天板および地板の3つの部分で構成されているが、胴体と天板および地板を接合し取り付ける方法を巻き締め(SEAMING)という。 巻き締めにはダブルシーム(DOUBLE SEAM)とトリプルシーム(TRIPLE SEAM)の2つの方法がある。 この巻き締め部分をチャイムと称する。 |
シーマー Seamer |
胴体と天板、地板を巻締める機械。 |
気密性 Airtightness |
鋼製ドラムの気密性については構造上胴体の溶接部、胴体と天板及び地板との巻締部並びに天板への口金フランジ巻込み部のような接続部の漏洩に十分注意する必要がある。 通常この漏れの有無はドラムに圧縮空気を送り込み、これを水中に浸すかまたは石けん水を塗布して検査する。 |
巻締め用充てん剤 Filler for seaming |
「充てん剤」と同義語でシーリングコンパウンド(SEALING COMPOUND)のこと。 このシーリングコンパウンドは合成ゴム、強化剤、アンモニア水などを主成分とした水溶性のもので、巻締部に注入、充填することによりシーリング効果を発揮するよう設計されている。 |
充てん剤 Sealing Compound |
ドラムの巻締部から充填液が洩れないようにするため、胴に天板および地板を巻締め固定する際、巻締部に注入するシーリングコンパウンド(SEALING COMPOUND)のことである。 |