ドラム缶の基礎知識・製造工程
ドラム缶の概要
金属を主材料とした18L以上400L以下の円筒形容器を総称してドラム缶といいます。
ドラム缶は通常200L缶、中小型缶、ペール缶の3種類に大別されます。
18L超200L未満の容器を中小型缶と総称しています。
ドラム缶の各部の名称
ドラム缶の種類
ドラム缶には容量別に以下の種類があります。
鋼製タイトヘッドドラム (天板固着式ドラム) 呼び容量 |
鋼製オープンヘッドドラム (天板取り外し式ドラム) 呼び容量 |
|
---|---|---|
300Lドラム | 300L | 300L |
200Lドラム | 200L | 200L |
中小型缶 | 120L 100L 80L 60L 50L 40L 20L |
120L 100L 80L 60L 50L 40L 20L |
(注1)
板厚による細別
種類 | 胴板厚 | 天地厚 |
---|---|---|
H級 | 1.6mm | 1.6mm |
M級 | 1.2mm | 1.2mm |
LM級 | 1.0mm | 1.2mm |
L級 | 1.0mm | 1.0mm |
SL級 | 0.9mm | 1.0mm |
FL級 | 0.8mm | 1.0mm |
(ステンレスドラムはH級1.5mm)
※ダブルウェーブビード、コルゲートを付与する鋼製タイトヘッドドラム
種類 | 胴板厚 | 天地厚 | ダブルウェーブ | コルゲート |
---|---|---|---|---|
LMD級 | 1.0mm | 1.2mm | 有 | なし |
LD級 | 1.0mm | 1.0mm | 有 | なし |
SL(D)級 | 0.9mm | 1.0mm | 有 | 有 |
FL(D)級 | 0.8mm | 1.0mm | 有 | 有 |
(ノーマルビード品と区別するために、LMD、LDという名称を設定)
※詳細は「ダブルウェーブビードならびにコルゲートを付与する鋼製タイトヘッドドラムの推奨仕様(改正JIS適合薄手化対応)」をご参照下さい。
また、これらの薄手化対応品のハンドリング上の注意については「ダブルウェーブビードならびにコルゲートを付与する鋼製タイトヘッドドラム(薄手化対応品)とハンドリング」をご参照下さい。
(注2)同じ金属製でも角型の18L缶は「18L缶」と呼び、区別されています。
(「18L缶」はかつて「石油缶」、「5ガロン缶」「一斗缶」と称されていました。)
(注3)200Lドラムの単位質量:板厚 1.2mmで20kg以上
製造工程
※クリックでPDFが開きます。
提供:科学技術振興機構(JST)